いつか見た夢~僕の妄想ww~

僕の日々の妄想集!! 人間は想像することで成長します。 みんなも心の成長してみませんか??

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夕暮れの学校で~第2話ーBー~ 

 朝からの違和感はそれからずっと続いていた。しかし日常はいつも通り過ぎていった。強いて言うなら、クラスの担任で野球部顧問の河中先生がいつものジャージ姿ではなくどことなく時代遅れなスーツを身にまとっていたくらいだ。
「ねぇねぇ真衣ちゃん。河中どうしちゃったんだろうね?」
 昼休みの教室で弁当を食べ終わった頃に隣にいた響子がそう問いかけた。
「さぁね。でもなんか今日は少し違うね」
「うんうん。変なスーツなんか着てさ、あれって相当古いよねきっと」
「まぁどうでもいいよ。私達が気にする事でもないでしょ。それよりも・・・・・あぁ」
 ため息を吐きながら私は俯いた。
「どぉしたの真衣ちゃん?なんか朝から元気ないね」
 響子の明るい顔が僅かに曇るのが分かった。
「ううん。大丈夫だよ。まぁ明日になれば直るかな」
「真衣ちゃん病気なの?」
 響子の顔は曇ったままだった。
「あぁ!!違う違う全然元気だよ!!ほら!!」
 私は立ち上がり両腕をグルグルと回して見せた。
「そっか。それならよかっ・・きゃう!!」
 グルグル回していた私の腕が見事に響子の頭部にヒットした。
「あぁぁぁぁぁ!!ごめん!!きょうこぉぉぉぉぉぉ!!」
「うぅぅぅぅ痛いよぉぉ真衣ちゃぁぁん」
「ホントごめん!!大丈夫?保健室行こうか?」
「ううん大丈夫だよ。無駄に2年も真衣ちゃんの親友やってないからね」
 そう私と響子は高校入学時に隣の席になったのをきっかけに2年間いつも一緒にいた。
「そっか良かった。本当にごめんね」
「うんいいよ。それよりさ次って体育じゃなかった?」
 よく見るとクラスの女子のほとんどが更衣室へと移動を始めていた。
「そうだよ!行こう響子」
「うん。真衣ちゃん」
 
 そうしてまた今日も何事もなく全授業が終わり、帰りのHRでは河中はいつものジャージ姿に戻っていた。その事でクラスがざわついているうちにHRも終わり、私は響子とさっさと帰るはずだったのだが。
「あぁぁしまったなぁぁ」
 何故だか私は未だに教室に残っていた。
 2人で教室を後にしようとしたその時、河中の低い声が私を引き止めた。
「おい関川。お前日誌の提出したか?」
 日誌というのはその日に日直だった人が書かなければいけないノートで、クラスの様子や授業態度などを主にまとめるものだ。そして今日は私が日直で私はそのノートの存在をすっかりと忘れていたというわけだ。響子を待たせるわけにもいかなかったので先に帰ってもらいそうじ当番が終わるのを待って私は日誌を書き始めたのだが、途中からウトウトしてしまい気付くと辺りは綺麗な夕焼けに包まれていた。
「なんか今日の私ってダメダメじゃないか?」
 そう問いかけるも答えてくれる人は誰もいなかった。日誌はほぼ出来上がっていたので眠い目をこすりながらなんとか完成させた。
「よし!さっさと帰ろう。今日はなんかダメだ私」
 そう言って立ち上がった瞬間だった。ガチャっと教室の前のドアが開く音がした。振り向いたその先に彼は立っていた。
 そしてこの時の私は気付いていなかった。朝からの変な違和感。いつもと違う”空気”が消え去っていたことを。
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( 2008/05/18 16:14 ) Category 第1章 夕暮れの学校で | TB(0) | CM(0)

第2話 

 第2話は長くなりそうなのでAとBに分けることにしましたww
さて第2話は読めば分かりますが、ヒロイン視点の話にしました。

第1話の最後で主人公が出会った少女「関川真衣」というんですが
彼女が何故あの教室にいたのかその経緯を書いてみようと思います。

それでは次回はBパートですね;;
頑張ります!!
( 2008/05/07 00:20 ) Category 感想 | TB(0) | CM(0)

夕暮れの学校で~第2話-A-~ 

 「なんか変な感じがする」
 朝起きて私が最初に感じたのは何かいつもと違う”空気”。それでもこれと言った変化はなかった。ママの朝ごはんはちゃんとおいしかったし、パパのジョークは今日もつまらなかった。だけど昨日までの空気とは何かが違った。そんな疑問を抱えながら私はいつも通りに登校した。
「おはよう。真衣ちゃん!!」後ろから聞きなれた声が聞こえ振り向くと。
 ガバッ。っと私より少し小さめの女の子が抱きついてきた。
「お、おはよう響子。とりあえず離れよう」
 私のその言葉に促されたその女の子はゆっくりと私の体から腕を外した。いきなり抱きついてきたこの女の子は私=「関川真衣」の友達である響子だった。
「今日も良い天気だねぇ」
 響子が空を見上げながらそう言った。そのまま間髪いれずに口を動かす。
「そうだ!今朝の占い見たぁ?」
 首を傾げながら聞いてくる。
「見たよぉ。私は今日2位だった」
「えへへ。私はねぇ1位!!何か良いあるのかなぁ」
「はいはい。良かったですねぇ私はどうせ2位ですけど」
 皮肉っぽく言う私を見て響子はフォローするかのように慌てて言った。
「あっ!でもでも乙女座はいつもと違うことをしてみるとラッキーがあるかもだってよ」
「いつもと違うことって言われてもなぁ具体的に何すればいいか分からないし」
 そう言いながら朝から感じるいつもと違う”空気”の事が頭をよぎる。
「関係あるのかな」
 思わず疑問を口にした。
「どうしたの真衣ちゃん?難しい顔してるよ」
 気が付くと響子が心配そうに私を見ていた。
「えっ!あぁなんでもないよ!それより私日直だったんだよねぇいやぁ忘れてた!だから急ごう!」
 明らかに動揺してる心を抑えながら響子の手を引っ張った。
「あっ!うぅ~~速いよぉ真衣ちゃぁぁぁぁぁん」
 後ろでそう叫ぶ響子の悲鳴を私はあえて聞こえないフリをした。











( 2008/05/07 00:13 ) Category 第1章 夕暮れの学校で | TB(0) | CM(0)

1話完結シリーズ 

いやぁ突然予定変更して始めちゃいました。
1話完結シリーズ。

まぁこれは本編がすぐに終わりそうにないので
なんとなぁく作ってみたシリーズですね。
今回のテーマはズバリ『待ち合わせのベタ』ww
書いてるうちに色々追加したら長くなってしまいました。

読んでいただけると嬉しいです;;
アドバイスや感想をもらえるともっと嬉しいです;;
質問なども全然OKです!!
本編はまぁゆっくり書いていきますww

それではまだまだ文章力の乏しい自分ですが
自分なりに頑張るので応援よろしくお願いします!!
( 2008/05/01 18:45 ) Category 感想 | TB(0) | CM(0)

ベタな恋が一番良いんだ~待ち合わせ編~ 

 完全に遅刻だ。僕は全力で走った。きっと『走れメロス』のメロスもこの位必死に走ったんだろう。待ち合わせ時間はとっくに過ぎている。日曜日の午後17時に公園広場で待ち合わせ。
『遅刻しないでよ。私待ってるから』彼女はそう言った。
『あぁ分かった大丈夫だよ。もう大人なんだから遅刻なんてするわけないだろ』
 僕はそう言って電話を切った。それが昨日の話。そして現在午後21時。見事な遅刻だった。バイトから帰ってきて軽く横になったのが間違いだった。ここのところバイトの連続で疲れていたのか、そのまま数時間夢の中にいた僕は起きて時計を確認した瞬間に心臓が止まった。そのまま鉄砲のように家を出て現在に至る。
『あぁぁケータイ充電しとけば良かったあ!!』
 彼女に連絡を取ろうとしてもケータイは何の反応もない。ケータイの充電切れに気づいたのがついさっき、とにかく今は全力で走って着いたらすぐに謝るしかない。まだ居たらの話なのだが・・・・。
 妙な不安がよぎった時鼻に水滴が落ちる。
『マジかよ・・・・・』僕はこの最悪の状況をもっと悪くするこの小さな水滴達を眺めて言った。
 予報にはないこの突然の雨に通行人達は慌てながら小走りで走り出す。これで絶望的になった。予報にない雨だ彼女が傘を持っている確率は限りなく低い。もう怒って帰ってしまっただろうか。不安が大きくなっていく、足取りも重い、コンビにで買ったビニール傘を持つ手も寒さからか不安からか小刻みに震え始めていた。いつのまにか力強く走っていた足は機械仕掛けの人形のように歩く足へと変わっていた。
 待ち合わせ場所の公園広場に着くと所々にカップルが目に付く。皆楽しそうに笑っている中で今にも泣き出しそうな僕の顔。目はキョロキョロと彼女を探していた。しかしそれらしい人影は見当たらない。
『やっぱり・・・・・』僕はうつむき、誰にも聞こえないであろう小声でそう言った。
 今来た道を戻る。やはりいなかった。嫌われただろうか。許してもらえるのだろうか。そんな事ばかりを考えながら進む道。公園の出口に差し掛かった時あるカップルの話が耳に入った。
『あ~あ失恋でもしたのかなかわいそう』カップルの女性が喋る。
 僕の事を話しているんだと思った。確かに端から見た僕は周りに似つかわしくないオーラをまとっているだろう。しかし最後に聞こえた男の言葉を聞いて僕は進路を変えた。
『びしょびしょだったよなあの女の子。あの赤いコートも台無しだな』
 赤いコート。それは僕が去年のクリスマスに彼女にプレゼントしたコート。本当はブランド物でも買ってあげようと思ったのだけど、俺にそんなに金が無い事を知った彼女が差し出したのは古い洋服店のワゴンセールの中にあった赤いコートで僕はそれを彼女に贈った。
 赤いコートを着てる人なんてたくさんいる。その人が彼女だという保障もない。だけど僕は走らずにはいられなかったんだ。信じれずにはいられなかったんだ。
 公園の真ん中時計塔の下に彼女はいた。傘も差さずにただじっとそこに立っていた。いつも綺麗な長い髪は雨に濡れ、赤いはずのコートは紺色のように変化し、よく見ると手足はカタカタと震えている。とても見ていられなかった。僕はすぐに彼女に駆け寄り傘を掲げた。
『あっ。もう遅いよぉぉ』彼女は笑顔で僕にそう言った。
 その笑顔は雨に濡れていても眩しかった。
『ごめん。もう帰ったかと思ったよ』僕もなんとか笑顔を作って見せそう言った。
『帰るわけないじゃん。私待ってるって言ったでしょ』彼女は当然の事のように答え笑った。
 その瞬間僕は彼女を抱きしめた。傘は地面に落ち、目からは涙が伝っていた。彼女は僕が聞き流したその約束をここでずっと守っていたのだ。僕からなんの連絡がなくても、雨が降ってきても彼女は僕が来ることを疑わず僕が姿を現すこの瞬間までここでこの待ち合わせの場所で待っていたのだ。それに比べて僕は彼女は帰ったかもしれないと疑いついには先に帰ろうとまでした。そんな僕を彼女待っていてくれた。そのことが嬉しくもあり、同時に申し訳なかった。
『ごめん。ホントにごめん』僕は彼女を抱きしめながらひたすらに謝った。
『もういいってば。こうして来てくれたんだからとっても嬉しいよ』
 無邪気な笑顔を浮かべながら彼女は言った。そんな彼女が僕はとても愛しく思えてならなかった。
『好きだ。君がとても』そう語りかけるように僕は言った。
『私も好きだよ。あなたがとても大切』それに答えるように彼女は言った。
 向かい合う2人の唇が触れた時、僕はポケットの中の指輪をギュッと握りしめた。

                  FIN
( 2008/05/01 18:36 ) Category 1話完結シリーズ | TB(0) | CM(2)

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